「家の中で炭火焼きをやりたいんですが」
え? 家の中で? それは・・・・ 《家の中での正しい炭火焼きの仕方》
①換気に気をつけましょう。
最近の住宅は機密性が高いです。窓を閉め切ってやると 翌日の新聞に 「なぞの一家心中 最後の晩餐は炭火焼か!?」ということになりかねません。
②火災報知機をならないようにしましょう。
最近の家は 建築基準法で火災報知機の設置が義務付けられています。
コンロの前はおそらく熱に反応するタイプですが それ以外は煙に反応します。 これになんらかの対処をしないと 「いただきまーす。」までたどり着けません。そこで 報知器にビニル袋をかぶ・・・・・
やば! 危うく違反建築士になるところ!?たぶん消防法とかで禁止されています。絶対にやらないで下さい。
③多少の汚れ、匂いなどは気にしないでください。
さあ 後は皆で楽しんでください。
(写真提供、実演感想 熱海のSさん。ご協力ありがとうございます。)
Sさんからのメール抜粋
齋藤様、今日は寒かったですね。初めて一日中ストーブを焚いていました。炭火焼きと薪ストーブは、写真で見るとお酒がおいしくてゆったりとした時が過ぎていくように見えますね。でも実際は、空腹の子供にせかされて、親はひたすら肉を焼くだけでかたっぱしから食べられてしまい、親の口にはなかなか肉は入りません。口を開けて待っているヒナドリに餌をくれているみたいで、炭で焼くのがもったいないと言うか、フライパンでいいじゃという気持ちになってしまいます。とにかく、炭で焼くと爆発的に食べられてしまいます。こんなに素敵な家に猛獣を三頭も飼っていて、どうもアンバランスです。
薪ストーブの前で酒が念願のSさんでしたが これはこれでとても楽しそう。
幸せな姿が目に浮かびます。